でこぼこ道
これまでの人生で
死にたいと思ったことが一度だけある。
もちろん私は本当に死ねる勇気なんか
微塵たりとも持ち合わせていない。
お先真っ暗だと思って
全てから逃げ去りたいと思っていただけ。
実際に実行する方法として
何が一番いいのかを考えていた。
実行しないことだけは
当時の私にも明らかだったのに。
でも、いま考えると、
当時苦しんでたことなんて
全然たいしたことじゃないって思う。
時間と経験により、
物事の見方、捉え方が変わることもある。
子どもと本屋さんに行って買ってきた
『おしいれのぼうけん』
という絵本。
私が子どものころ、夢中で読んでた記憶があって
なつかしいから買ってみた。
さくら保育園にある こわいもの が
最後には とてもたのしいもの に変わる。
読み聞かせしていて
ふと約10年前を思い出した。